漉きごてを原料の中に静かに入れ、ゆすりながら紙を漉きあげます。 ひとえに、経験と勘の技術です。
パルプは繊維が細かいので、そのまま重ねるとくっついてしまいます。 くっつきの防止のため一枚ずつ布をはさんでいきます。
楮は一晩水にさらし、やわらかくして上皮である黒皮をたくります。 たくった楮は、ソーダ灰で繊維がほぐれるまで煮ます。 (3〜4時間)