3月といえば、春。そして卒業シーズンですね。みのりの家作業所には卒業はありませんが、今日の音楽療法は卒業にちなんだ選曲でした。
みんな、「卒業式を迎えたあのころ」に戻ったようで‥歌の力は不思議です。
あいさつの歌
声を出そうハ・ハ・ハ(発声練習もかねて)
「どこかで春が」 (歌とトーチャイム・ベルの合奏)
「さあ 一緒に鳴らそうよ」 (ベル)
「ASAMOYA」 (ベル)
「贈る言葉」(歌)
「思い出のアルバム」 (セイくんのキーボードの演奏‥思わずみんなから拍手!!)
「仰げば尊とし」(歌)
あいさつの歌のときに、音楽療法士の村瀬さんが、タンバリンを持ってひとりひとりにあいさつをします。ひとりひとりの反応はそれぞれ違うのですが、村瀬さんと玉木先生は丁寧にみんなの返してきたリズムを再現してくださっています。
今日は、『げんきですか』という問いかけに、職員の名前を呼んでやり取りをかわしてしまうチヒロさんに村瀬さんが正面からもう一度『元気ですか』と働きかけました。
チヒロさんは、少しうろたえながら「ゲンキデスカ」と返してきました。
すると、周りにいたみんなが、「元気ですよ!だよ」と応援してくれました。
そしてもう一度、村瀬さんが『元気ですか』と働きかけると、「ゲンキデスヨ」と返してくれました。
小さなやり取りの一場面ですが、みのりの家作業所の音楽療法には、一人ひとりのかかわりを大切にする取り組みがちりばめられています。 (N) |